塗り替え工事を検討する際はハウスメーカーや塗装業者に見積もりを依頼します。
この時に一つの業者さんではなく、複数の業者さんに見積もりを依頼することをお勧めします。
基本的に見積もりはどの業者さんでも無料なのでお気軽にご依頼してください。
なぜ複数の業者さんに相見積もりを依頼したほうがいいのかは当ページに記載いたします。
お見積りを依頼する業者さんを選択します。
- 地域密着の業者さんを選択しましょう。
基本的に長年同じ場所での営業実績を持つ業者さんは安心して大丈夫です。
ウエブサイトなどで業者さんを探す場合、価格のみを重視し過ぎるのは非常に危険です。 - 訪問販売や点検サービスには注意しましょう。
「消費者センター」に寄せられるリフォームに関する相談の約6~7割は訪問販売で契約した工事です。
万が一、手抜き工事で損害が生じても消費者センターで保障してくれることはないのでご注意してください。
お見積りを依頼する時の重要なポイント
- まず初めに今回依頼する見積もりが「相見積りである」ことを伝えて下さい。
他にどの業者さんに見積り依頼しているかは言う必要はありません。
- 相見積りは比較するために行う事なので他社と同じ条件でお見積り依頼します。
希望する塗料の種類やご予算を伝えます。
分からなければ他社で制作した見積書をFAXするなどして、同じ条件でお見積りを依頼します。
- 現地調査は必ず依頼しましょう。
現地見地調査は塗装業者さんからすると、コストと時間を割いて行う事なので、現地見地調査を嫌がって「当社はパック料金で○○万円です!追加料金もありません!」と提示される業者さんも実際に多々あります。
ただし、現地見地調査なしで価格を出す場合、実際に工事で現場を見たときに下地調整の必要が多い場合などは当然ですがどこかで手を抜かざるを得なくなります。
ビル・マンション・アパート・戸建て住宅にかかわらず、現地見地調査をしないと正確なお見積りは絶対に提出する事はできません。
- 塗装業者さんやご担当者さんの雰囲気は非常に重要です。
塗装業者さんにお電話で問い合わせした時の応対から、会社の雰囲気や信頼感。他にも、いい加減さや横柄さなども見えてきます。
現地見地調査の仕方やその対応もよく観察しましょう。
信頼できる業者なのか、何でも気兼ねなく聞ける担当者なのか、現地見地調査の際、実際に会って話をすることにより確かめることが可能です。
お見積り書の比較をします。
現地見地調査が完了すると、お見積書を提出されます。
お見積り書を見るときに、値段のみに注目しないように心がけてください。
お見積りの書き方や伝え方に、各業者さんの特徴があります。
●一般的な見積もり書の内訳
- 「架設足場」などの作業設備に要する費用について
- 「下地調整」「高圧洗浄」などの塗装前の作業費用について
- 「塗装材料費」各種塗料+作業人の合計件費について
- 塗装が必要な箇所の総面積および単価
大まかに記載すると上記を項目としたものが記載されています。
●施工面積の確認
面積の算出方法は業者さんによって異なります。
必ず多少の誤差は生じるのでそれぞれが若干違う面積表示になっていると思います。
各業者さんのお見積り書を比較し、面積の確認を行ってください。
●使用塗料の確認
一般的に用いられる塗料は、アクリル系、ウレタン系、シリコン系、フッ素系です。
それぞれ異なる特徴がり、価格も大きく異なります。
どの部分にどの塗料を使用するのかを必ず確認してください。
お見積り内にある項目名が「塗料代として○○万円」などと曖昧表記の場合は特に注意が必要です。
それぞれの塗料の耐久性および特徴、価格の違いについては「塗料について」のページをご参照ください。
●下地処理や修復作業の細かい確認
ご自宅の汚れいる壁をきれいにするだけだったら、汚れた壁の上から新しい塗料を塗ってしまえば綺麗になります。
しかし、コケやカビが発生していたり、外壁にクラック(ひび割れ)がある場合は塗膜の剥がれや雨漏りなどの問題が必ず起こります。
塗装の仕上がりは下地調整ですべて決まると言っても決して過言ではありません。
これだけ大事な行程にも関わらず、表面に出ることはなく、特に目立つことはない部分なので、どうしても手抜きが行われ易いです。この作業の出来により、後々の仕上がり具合が大きく変わります。
下地調整の必要度は個々の現場ですべて違います。
下地調整費をお見積りに反映するには現地見地調査が絶対に必要です。
「塗装工事一式○○万円」と記載がある場合
塗装工事のお見積りを作成する際に、当社でも「一式」表示で使用することもあります。
ただし、一式内のまとめ方が大きい場合は、注意が必要です。
一式内の内訳詳細を確認したうえで、少しでもわからない点があれば必ず質問しましょう。
「無料サービス」「キャッシュバンク」などのキャンペーンは本当にお得?
下記のようなチラシ広告やバナー広告、更には捨て看板などを見たことがある方も多いと思います。
例1:「今だけ足場代金全額無料サービス」
例2:「今だけ足場代金全額キャッシュバック」
これらのようなが宣伝ある場合は、「あれ?おかしいな?」とすぐに疑ってください。
足場というものは外壁塗装工事では絶対に必要な項目です。
必要不可欠な項目なので、当然ですが足場組立費用についても絶対に必要です。
ここを無料や返金にするという事は、その分を必ずどこか別の項目を高くする必要があります。
塗り替えの回数を確認
外壁塗装業界一般的には、下塗り+中塗り+上塗りの合計3度の重ね塗りをいたします。
業者さんの中ではコスト削減のために2度塗りで済ましてしまう会社もありますので必ず確認してください。
長年塗装工事を行っていますが、過去一度だけ1度塗りで終わらる業者さんを見たことがあります。
当社では1度塗りは当然として、2度塗りもあり得ません。必ず3度塗りいたします。
お見積書に記載がなければお客様から「何度塗りですか?」となからず聞いて確認されることをお勧めします。